ハローワールド感想
ネタバレ有ります
今回はそんなに長くないです
自分は割と好きです
けど、ぶっちゃけめちゃくちゃ批判されそーと思ったw
オチが割と唐突だしなかなか解釈の落とし所がない(特に中学生堅書くんたち)
あと結局生き返った大人堅書くんは元の堅書くんとは別人というかコピーというかだよねみたいな気持ちになってしまう
という一方で、あの物語はあの物語自体というよりその裏で動いてたであろう一行瑠璃の物語に想像を馳せることの方が価値がある気がしてます
他の人の考察に則る形ですが、とりあえず最後の一行さんのいる世界を現実世界とすると
現実世界:堅書くんが脳死になる一行さんが救おうとする。一個下のアルタナの堅書くんを魂として堅書くん蘇生
現実世界のコピーのアルタナ:一行さんが脳死になり堅書くんが救おうとする
現実世界のコピーのアルタナのコピーのアルタナ:1個上のアルタナの堅書くんが一行さんを救うために干渉する。一個上のシミュレーションに過ぎない世界とする枷を外されて新たな世界になる。
最初堅書くんは2人のコピー堅書くんが統合された上で掬い取られたのかと思ってたんですが、別個として存在した上で1人は新たな世界にもう1人は現実世界にというおちだったとツイッターである考察読んでようやく理解できました。
そう考えると最後の
「大切な人を守りたいと思ったあなたは、器と魂が同調した」
このセリフがマジでエモくなってしまって
ラストシーンで大人堅書くんは
「どっちが消えたらまずいかなんて決まってる。お前が消えたら大惨事だ」
的なセリフを堅書くんに言ってるんですよね
その前の一行さんとのやり取りから考えるに、これは三ヶ月面倒を見た堅書くんに情が移った以上に、自分の好きな一行瑠璃に堅書くんが必要だと考えた結果でもあると思うんですよ
つまり、大切な人が表してるのは堅書くんではなく当然ではあるんですが一行瑠璃で、一行瑠璃のために大人堅書くんは死んだ
この一行瑠璃のために死んだ状態の魂が器と一致した
つまり、てか当たり前といえば当たり前なんですが、現実の堅書くんもただ一行瑠璃と入れ替わって雷に打たれただけとかではなく、一行瑠璃を守るために死んだ
その堅書くんを救うために一行瑠璃は堅書くんと同様、もしくはそれ以上に努力して最後の結末に至った
この考察に至ってめちゃくちゃエモくなってしまって、現実の堅書くんと1個目のコピーのアルタナの堅書くんが別人でもこの結末は本当に尊い結末なんじゃないかって思えてしまってまあ全部いいかなみたいに思ってしまってるんですよね。。。
というかそもそも大人堅書くんの世界ってコピーのアルタナだったんだろうかみたいな疑問もありますね。
別人問題について流石に考えてたとすると、あの世界は堅書くんの記憶を元にあの時雷に打たれたのが一行瑠璃だったらという過程の元で頑張って一行瑠璃およびその仲間が構築した堅書くんをサルベージするための世界で、ある種それこそあの堅書くんはその世界のアバターで動かしていたのは現実世界の回復途中でコンピュータに補助されながら思考してた堅書くんとかなら色々ロジックエラーは回避できそうかなーなんて思いました。
アバターってところを強調しなくてもいいのに強調してたところもあるし。
ここら辺の考察がもし当たってるならなんとも惜しいというか言葉足らずというか
ただ、逆にここら辺の考察が当たってるなら物語の階層構造それぞれの情報量が多すぎるので仕方ないのかなー、なんて
そんなことを思って締めたいと思います